礼儀を知らない質問者

自分で家系図を調べておられる方から、しばしば質問のメールを受けることがあります。

質問をされた以上、当り前のことですが、責任を持った回答をしなければなりません。
間違ったことを答えるわけには参りませんから、質問の内容によれば、手持ちの資料をめくって調べたり、それでも不安な時は図書館で調べたりもしています。

このように貴重な時間を割いて答えを出して回答メールを送信するのですが、そのまま何の返事もされない人が結構存在します。「ありがとう」とか「分かりました」とか、何か一言あって然るべきではないかと思うのです。

そのような人物に限って、質問自体が”答えてくれて当然!”といわんばかりの礼儀の欠けた文面なのです。

別にそのような質問など無視してもよいのですが、長年教育の世界に生きてきた性(さが)なのか、質問されれば答えてしまうという習性は消えません。

先日も、質問があったので結構な時間を割いて回答のメールを送信したら、それっきり無視され、とても悲しく不愉快な気持ちになりました。

誰かに何かをしてもらったら、「ありがとう」と言うのが人としての基本です。

それが出来ない人は、どうか質問をしてこないで頂きたい。

(記:平成20年12月3日)

「調査員の独り言」TOPページに戻る