
江戸前期400年調査では、江戸時代の前期1600年代に出生されたご先祖様まで、約400年間の調査を目標とします。
調査目標の時代とは、慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いに勝利を収めた家康が同8年に征夷大将軍の宣下を受けて幕府を開き、二代秀忠→三代家光と続く幕藩体制が確立する時期に当たります。
一般的に25年~30年程で世代交代が行われていましたので、平均して12~16代ほどのご先祖様が判明することになります。
基本調査から江戸前期調査への壁
この調査に於いても基本200年調査と同様、まずは郷土誌や古文書などの研究、墓地・菩提寺・氏神社・聞き取り調査などの現地調査を行うことから始めます。
ただ、基本調査から江戸前期の調査に至るには大きな壁があります。
それは、1700年代になると、墓碑や過去帳などからの情報がかなり限定される傾向にあることです。
たとえば墓碑の場合、1800年以降のものであれば、戒名(法名)・没年月日の他に俗名・続柄(○○の父、○○の子など)までが彫られていることが多く、これによって世代の繋がりが明確になります。
ところが、1700年代になると、徐々に墓碑に彫られた情報が少なくなってくる傾向にあります。まず戒名・没年月日・俗名だけとなって続柄が消え、さらに1700年代前半以前になると俗名も無くなってしまう墓碑が増えてきます。せっかく見つけた墓碑であっても、誰の墓碑なのかが分からなくなってしまいます。
過去帳の場合も同様の傾向にあることが多いように思われます。
以上は、あくまでも私のこれまでの調査経験から平均的に考えられるものですので、当然ながら例外も多くあります。ただ、時代を遡るにつれ墓碑や過去帳などから得られる情報量が減ってくる傾向にあることは確かであると思います。
このようなことから、江戸前期400年調査の目標達成には、必然的に古文書研究のウエイトが高くなり、より多くの時間と専門的な能力が必要となります。
このことが、基本200年調査と江戸前期400年調査を分けている理由のひとつです。
調査の詳細
調査料金
1,100,000円(税込)
(交通費・宿泊費・現地でのレンタカー代・お寺やご本家等へのお土産・謝礼など一切を含む)
料金は定額制です。現地までの距離や調査の難易度などの理由で差額が発生することはありません。(※ただし、離島が調査の対象地域であった場合、追加料金を頂戴することがございます。)
除籍謄本を全て取得済みの方は、上記料金から2万円を割引かせて頂きます。
基本200年調査から延長される場合は、江戸前期400年調査との差額660,000円となります。
調査範囲
江戸前期1600年代に出生されたご先祖様まで、約400年間の調査を目標とします。1世代25~30年と考えて、12~16代が平均的です。
標準調査期間
6カ月~1年程度を一応の目安としていますが、難しい条件が重なった場合など、調査期間が長期に及ぶことがあります。最終報告まで、3カ月間隔で中間報告書を提出致します。
お支払い方法
お支払いは2分割です。
お申し込み時に半額(550,000円)、最終調査報告書提出後に残額(550,000円)のご入金をお願いしています。
調査終了後、お渡しするもの
- 江戸前期400年調査最終報告書(横家系図及び「元号・西暦対照年表」付)
- 取得した戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本一式
- 調査活動で収集した調査の根拠となる各種史料
- 調査の過程で撮影した画像一式
- 家系図データ及び各種画像を収録したCD-ROM
(家系図はエクセルで作成していますので、後にご家族が増えたり、婚姻など追加事項が生じた場合でも、自由に書き込むことが出来ます。)