久し振りの古文書調査

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、ほとんどの図書館や文書館などが閉館されていて仕事になりませんが、ようやく再開を待っていた山口県文書館が開館となりました。

現状で文書館の閲覧室に長時間在室するようなことはなるべく避けたいところなのですが、状況次第では再度閉館になるかも知れませんので、早速調査に出かけました。

ウイルス対策ということで、マスクを必ず掛けるということは良いのですが、換気のために常時窓が開放されていました。このところ暖かい日が続いていましたが、ちょうど今日から寒の戻りなのか気温が下がっており、コートを着たままでも寒く、調査が終わった頃にはすっかり体が冷え切ってしまいました。

今回の調査の目的は、長州藩のある重臣の家来、つまり陪臣の名簿を調べること。
陪臣の名簿というのは、あまり完全な形で残されていることは少ないのですが、さすがに長州です。

戸籍の情報と重なる時期である明治2年の立派な分限帳が作成されている上に、それ以前の複数の時代の分限帳がまとめられており、最も古いもので享保2年(1717)のものまで確認することができました。大収穫です。

調査中は寒くて堪りませんでしたが、良い結果が出せただけで良しとします。