森の奥で見つけた墓地

3日前、終日歩いて探した挙句、目的の墓地を見つけることが出来なかったと書いていましたが、本日再チャレンジをしました。

画像の説明

そこでようやく森の奥に目的の墓地を見つけることが出来ました。

見つけることが出来たのは、集落の背後に広がる山の小道を歩いていた時、森の奥の方に墓石の頭の部分が僅かに見えたことがきっかけでした。

足元をよく見ると、人が歩ける程度の筋がありましたので、それを辿りつつ森の中を恐る恐る入って行ったところ、突然開けた空間が現れ、1基の大きな累代墓と20数基の古い墓碑が広がっているのを見つけました。

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累代墓に設置された墓誌を見たところ、調査中のご先祖様の名前が見つかり、ようやく目的の墓地に辿り着けたことが確認出来ました。

この墓地はゼンリン住宅地図には書かれていなかったのですが、かなり森の深いところにあり、さすがのゼンリンの調査員の方も見落とされたのかと思われます。

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風が強く、周囲の木々がぶつかっていろいろな音が響き、結構不気味な雰囲気の森の中を1人で古い墓を1基1基読み取っていくというのは、あまり気持ちの良いものではありませんが、最も古いもので享保10年(1725)の墓碑までありました。

なかなか大変な墓地調査ではありましたが、大きな収穫です。

また、戒名には「誉」の一文字が見られるため、これからは周辺の浄土宗の寺院を探すことになります。