ご依頼者の方から頂いた言葉

家系調査は、無駄な作業の積み重ねです。
海に浮かぶ氷山のように、ほんの僅かな部分だけが表に出てきます。

現在、苦戦を強いられている調査があります。
当初の予想をかなり超えて長期に及んでいるため、提出した中間報告書も数を重ねて参りましたが、そのご依頼者の方から嬉しい言葉を頂きました。

私の報告書では、多くの時間を掛けた結果、何の収穫も得られなかった際に、「全く無駄な作業中に終わってしまいました。」というフレーズを良く使っているとのご指摘を受けたのですが、そのことについて「たとえ或る調査が結果として空振りだとしても私は決して『無駄な調査ではない』と思います。虱潰し調査として、又は問題点の切り分け作業の一環として有意義ですので大変評価・感謝しております。(原文ママ)」と仰って頂きました。

私の立場としては、「成果は出なかったけど、頑張ったのだ!」とは口が裂けても申し上げられません。ご依頼者の方々は“私の努力”ではなく、“成果”に期待をされているわけですので。

しかし、今回のように苦戦している調査のご依頼者の方からこのような言葉を頂いて、大変嬉しく思いましたし、少しだけ気が楽になりました。

このため、ちょっとブログの記事にもしてしまいました。