調査地までの距離が調査に与える影響について
戸籍調査による家系調査(戸籍家系図・文献調査)については、全国どこの地域でもお受けしています。これは、戸籍調査自体が郵便請求で完結するものですし、文献調査でご提出する「文献調査報告書」作成に必須の郷土誌等の研究についても、各地から文献を取り寄せることが出来るためです。
これに対し、現地調査が必要な基本200年調査・江戸前期200年調査・徹底調査に関しては、さすがに“全国どこでも”とするのは無責任ではないかと考え、地域を限定させて頂くことに致しました。
具体的には、関西以西の西日本(関西・中国・四国・九州の各府県)としていますが、それに愛知県を加えます。(愛知県については、なぜかこれまでご依頼が特に多く、それに応じてノウハウや情報が蓄積されているためです。)
対象地域を限定することは、正直なところ事務所運営上は決して得策とは申せませんが、それよりも調査の質を落とさないことにこだわりたいと考えたためです。
当事務所でも、地域別調査実績のページに示すとおり、これまで全国どこの調査でもお受けしていました。ただ、長い間全国各地の現地調査を続けた結果、調査の対象地が遠方であるほど、調査の質を保つことは難しいと考えるようになりました。
現地調査を行う調査では何度も現地を訪問しなければなりません。予め現地訪問回数を決めているところもあるようですが、当事務所では分からなければ分かるまで何度でも参ります。このため、現地までの距離が遠くなるほど金銭的・時間的・体力的負担が大きくなります。綺麗ごとではなく、これは確実に調査のレベルに影響を与えるものと考えています。
このようなことから、福岡県に所在する当事務所から、調査の質を落とすことなく遂行出来る範囲を考えた次第です。
以上は、あくまで現地調査の対象地域の範囲の問題ですので、ご住所はどこでも構いません。ちなみに、当事務所にご依頼頂く方の6~7割が東京・千葉・埼玉・神奈川の1都3県在住の方で占められていますし、海外在住の方からのご依頼も頂いています。