地図に準ずる図面の面白い見方

現地調査の過程で「地図に準ずる図面」を見ることが多くあります。

この図面は明治中期頃に作成された地図で、一筆毎に当時の地目が書かれています。この地図とゼンリン住宅地図を見比べながら現地を歩くのですが、調査を離れて見ても結構面白いものです。

たとえば、当時の墓地だったところに家が建っていることが結構あります。
江戸時代から続く古い墓地が整地され、その跡に建てられたのでしょう。別の地域から引っ越しをされた方であれば、そのことをご存じないだろうなと思いますが、むしろ知らない方が良いのかも知れません。

また、昔は池や沼地だったところも埋め立てられて住宅地になっているところも分かります。水害が多発するようになった今の時代、居住地を選ぶ上で有益な資料ではないかと思います。

地図に準ずる図面の詳細



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