調査不能の場合の返金規定について

家系図の調査は、努力が必ず報われるというものではありません。

家系図の調査というのは、究極的にはご先祖様を特定することが出来る情報を見つけ出すということですが、以下のような情報が全くないというケースも稀にあります。

・本家が既に絶えてしまっている。
・古い墓が全て処分されている。
・菩提寺が火災や水害などの災害に遭ったことにより、過去帳が消失している。
・家系調査に有益な古文書等の史料が一切残されていない。

このような条件が全て重なってしまうと、どんなに努力を払っても調査の成功は見込めません。このため、以上のような事情によって、ご依頼頂いた調査目標に到達しなかった場合、次のような返金規定を設けております。

基本200年調査の場合

戸籍を超える調査が出来なかったとき

戸籍調査によって得られた情報から一歩も進むことが出来なかった場合、お申込み時にご入金頂いた231,000円のみお支払い頂き、残額のご請求は致しません。

江戸前期400年調査の場合

戸籍を超える調査が出来なかったとき

上記と同様、戸籍調査によって得られた情報から一歩も進むことが出来なかった場合、お申し込み時にご入金頂いた半金の550,000円の内、319,000円を返金させて頂きます。差引231,000円のご負担となります。

200年程度(1800年前後)の調査しか出来なかったとき

お申し込み時の550,000円から88,000円をご返金させて頂きます。つまり、基本200年調査と同額の462,000円をご負担頂くこととなります。

徹底調査の場合

徹底調査は、江戸前期400年調査を終了させる過程に於いて、室町時代以前の調査の可能性が高いと判断される場合にだけお受けするものです。ただ、その可能性についても大小がありますので、江戸前期400年調査から徹底調査に延長される際に、個別にご相談させて頂きます。


当事務所の調査は、なにより”しつこい”というのが特徴です。そう簡単に諦めるものではありません。それでも断腸の思いで「調査不可能」の結論をお伝えしなければならない状況というのは、あらゆる手段を尽くした結果であり、むしろ調査を完了させた時以上に多くの時間を割いて調査活動を行ってのことです。

この間、何度も現地訪問を行うなど交通費や宿泊費その他、決して少なくない経費を掛けておりますので、上記のように一部の費用のご負担をお願いしている次第です。この点をご了解の上、お申し込みをご検討下さいますようお願い致します。

なお、結果的に目標に達することが出来なくても、それまでの調査の過程で得られた現地での各種画像や聞き取り調査の内容、古文書や郷土誌等の研究から得られた情報などは、すべて報告書を作成して提出致します。