古文書の所在②

古文書類について、未だに個人が所蔵していて、地元の教育委員会や郷土史家の方もご存じないというものも少なくはありません。

私自身も家系図の調査の過程で、庄屋クラスの旧家や旧藩士の家などで何度か貴重な資料を見る機会がありました。

これは、明治以降の代々の当主の方が興味を持たず、別に表に出すという機会もないまま、たまたま私が自宅に訪問したことで、以前から家に伝わってきた古文書が一体何なのか?この機会に見てもらおうというようなことで、私が目にすることが出来たということです。
このように、所有者自身も何か分からず家の奥にしまったままという古文書も少なくはないのです。

家系図の調査では、このような古文書をどうやって発見するかという手腕も大事なことかなと思うのです。
 
(記:平成21年10月8日)